フローリングのお手入れ方法

【ご使用前に必ずお読みください】

無垢フローリングにこれはNGです。

雨漏れ、水漏れ


無垢フローリングに水は大敵です。長時間の雨漏れ、水漏れは製品のシミ、汚れの原因となりますので速やかにふき取ってください。
特に自然オイル塗装品は水漏れにより変色しやすいので注意してください。またキッチン、洗面所など水をよく使用する場所には、水切りマットを敷いてご使用下さい。

雨漏れ、水漏れ


ホットカーペット、温風ヒーター、ストーブなどの熱が直接当たるような使い方は、目隙や表面割れを引き起こすことがありますので避けてください。これらを使用される場合は断熱性の高いマットを敷いてご使用ください。
又、、床暖房用フローリングは絶対にカーペットや絨毯を敷いたり、家具を置いたりしないでください。熱ごもりにより目隙や色やけ、形状変化が生じます、また電気カーペット、こたつ、温風ヒーター、ストーブなどを併用しないようお願い致します。

熱

家具等


冷蔵庫、ピアノなど重量物の脚部には必ず保護板などで床板にかかる重量を分散し、キズやへこみ防止をしてください。又、プラスチックなどのキャスター付きのイスやワゴンを使用されますと床材表面を傷つけますので、もし使用される場合は必ずカーペットなどを敷いて表面保護してください。
テーブルやイスを引きずりますと床材表面が損傷します。脚部にフェルト(布)やゴムキャップなどをかぶせて床材表面を保護してください。
※ゴムキャップには種類により床材を汚染するものがありますのでご注意ください。
※土足対応商品以外の商品は上履用ですので店舗など土足での使用は避けてください。

家具等(キャスター付きなど)

直射日光


天然木のため色合い、木目など一枚一枚異なります。製品カタログなど印刷物との間に隔たりがある場合もありますので、ご了承ください。
又、木材は天然光線中の可視光線成分や紫外線成分を吸収して自らも変色していきます。その結果として、光の当たった部分、そうでない部分で色が異なる状態が生じることもありますので、天然木の特徴としてご理解ください。直射日光があたる場合は、なるべくカーテンやブラインドなどで日差しの調整をおすすめします。日焼けによる変色や割れ防止となります。

直射日光

日々のメンテナンスについて


  • 日常のお手入れは表面のほこりやごみを掃除機で取り除き、必要があれば乾いた雑巾などで乾拭きをしてください。
  • ワックス掛けについて

  • フローリングを美しく長持ちさせるために、定期的にワックス掛けをお願いします。
  • ワックス掛けの頻度


  • ワックス掛けをする場合は3~6ヶ月に1回程度行ってください。
  • ワックス掛けの効果


  • ・床を保護する効果フローリングの上にワックスの膜をつくれば、その膜がクッション
     になって傷や汚れがつきにくくなります。
    ・美観効果ワックスをかけると光沢が出て、美しく見えます。これは、目に見えない床
     の凹凸をワックスが埋めて平滑にすることで、光が均一に反射するからです。
    ・ふだんの掃除がラクになる効果傷や汚れが付きにくくなるので、サッと掃除するだけ
     できれいに保つことができます。

  • ワックス掛けの注意点


  • ワックス掛けの際はフローリング表面に薄くムラなく均一に塗って下さい。ワックスをフローリング表面に多量に塗布すると製品の品質を損なうことがありますので絶対しないでください。又、ワックス施工後表面に低温度の水などをこぼしますと白化する場合がありますので、その場合はすぐ拭き取ってください。
  • 使用するワックスについて


  •   ・ウレタン塗装品  木質フローリング用水性樹脂ワックス
      ・自然塗装品    各自然塗装メーカー専用ワックス
      ・無塗装品     表面保護のためできれば白木用ワックス、柿渋、蜜ろうなど
                で保護していただくことをおすすめします。

汚れた時のお手入れ方法(ウレタン塗装品)

汚れの種類によって処理方法が若干異なりますが、最初にから拭きで除去を試み、それでも落ちない時は下記のようにお手入れ願います。

    お手入れの方法
A ・油
・ソース
・マヨネーズ
台所の中性洗剤を溶かしたぬるま湯を使い、よく絞った雑巾で拭いてください。汚れが落ちたら、乾いた柔らかい布でから拭きしてください。
B ・ケチャップ
・クレヨン
・水性フェルトペン
布にベンジンをつけて手早く拭いてください。汚れが落ちたら、乾いた柔らかい布でから拭きしてください。
C ・油性フェルトペン Bと同様に、布にベンジンをつけて手早く拭いてください。
汚れが落ちたら、乾いた柔らかい布でから拭きしてください。
汚した直後であれば、消しゴムで落ちる場合もあります。

汚れた時のお手入れ方法(自然塗料塗装品)

自然塗装フローリングは、塗膜がないので、水分を吸収しやすくなっています。
水分を吸収することで、シミや汚れの他に表面の毛羽立ちや白濁の原因になる場合があります。 キッチンでの油の飛び跳ね、洗面・脱衣所も水の飛び跳ね、床にこぼしたお茶や醤油などの水分は長時間放置せず直ぐに拭き取ることが重要です。

汚れが目立つ場合は、硬く絞った濡れ雑巾で拭き掃除や専用ワックスクリーナー等を利用して汚れを拭き取ります。
汚れがひどい時は、サンドペーパーを使用して、汚れやシミを削り落とし再塗装します。
・#180程度のサンドペーパーを使い、汚れやシミを削り取ります。
・#240~320のサンドペーパーで徐々に細かい目のサンドペーパーを用い
 ながら表面を整えます。
・ 削った箇所を再塗装します。
(削りすぎるとムラがでる可能性があります。ご注意ください。)
・初めに塗装した自然塗料で再塗装をします。少量ずつ塗料を乾いた布
 などに取り、薄くすり込むように木目に沿って塗り込みます。

塗り過ぎるとべたつきの原因となりますので、ご注意ください。

※UV(ウレタン)塗装用のワックスをかけると、毛羽立ちやシミの原因に
 なります。ご使用は避けてください。
※塗装に使用した布は、まれに自然発火す可能性があります。十分に水に
 濡らしてから処分してください。



こんな時は?(傷などの補修)

自然塗料塗装仕上げの無垢フローリングは下記の場合、ご自身で補修が出来る場合があります。
ウレタン塗装品の場合は専門の業者にご依頼ください。

・へこみ傷ができた場合
 凹んだところに濡れタオルを置き、その上からアイロンを当てるとある程度
 は元に戻ります。特に、スギやパインなど柔らかい樹種はより凹み傷が戻り
 やすく効果的です。
(傷部分に先端の細い針で数箇所穴をあけてから行うとより効果があります。)

 目立たなくなってきら、しっかりと乾燥させた後、サンドペーパーをかけ、
 仕上げと同じ塗料を再塗装してください。
 木がえぐれていたり、欠けてしまっている場合は補修を施しても戻らない可能
 性があります。気になる場合はパテを使用して補修を行ってください。
・すり傷が出来た場合
 サンディングを行ってすり傷分の凹みを木材ごと削っていき、最後に再塗装を
 行います。
・毛羽立ちが生じた場合
 ストッキングに布を詰めたものやスチールウールなどで表面を擦り取り除い
 てください。
(毛羽立は、無垢材の表面に浸み込んだ水分が乾燥する際に、木の繊維を持ち
 上げることで起こる現象。表面がザラザラしたり、色の濃い木材の場合は毛
 羽立ちが白く目立つことがあります。)

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